ボトックス注射

ボトックス注射

ボトックスとは

ボトックスはボツリヌス菌から抽出したボツリヌスタイプAトキシン製剤で、筋肉を動かす時に神経から放出される伝達物質をブロックする作用によって筋肉を弛緩させる効果があります。眉間・額・目じりなどの、筋肉が動く事で皮膚がよれるためしわが目立ってしまう「表情じわ」。その原因の筋肉部分にボトックスを注射することで、その部分の働きを抑えてしわを改善する治療です。

施術には極細の針を使用しますが、刺入時には多少の痛みを伴う為、十分なクーリングで痛みを緩和しながら行います。

期待できる効果

  • 表情じわの改善
  • 多汗症の改善
  • エラの張りを抑えて小顔に
  • 鼻などの皮脂の抑制

ボトックス注射の特徴

  • ボトックス注射の効果持続期間

    ボトックス注射の効果持続期間

    ボトックスは注射後、2〜3日で拡散され徐々に効果を発揮します。筋肉の動きを完全に抑える為には約1週間を要し、少しずつ時間をかけてしわが改善していきますので、急激な変化により周囲に気づかれてしまうような心配も少ないでしょう。

    個人差がありますが、効果は約5~6ヵ月前後持続します。治療を中断しても治療前より状態が悪化することはありませんが、筋肉の働きは回復していくので、効果を維持していただくには5か月前後に1回、しわが少し気になりだしたタイミングでボトックス注射を続けていただくと、皺が深くなることを予防するためにもおすすめです。

  • ボトックス注射の適応部位

    ボトックス注射の適応部位

    表情じわ

    額、眉間、鼻根部、目尻、バニー、口角、ガミー、下あごの梅干じわなどの表情筋によってできる深いしわを改善します。

    小顔・痩せ効果

    エラ、ふくらはぎなど過剰に発達した筋肉によって太くなってしまった部位を、筋肉の働きを弱め、筋肉量をボリュームダウンさせることですっきりさせます。

    多汗症

    ボトックスはエックリン汗腺の働きを活発にする交感神経の伝達をブロックし、発汗が抑えられるため、ワキや手のひらなどの多汗症を改善します。汗の量が抑えられると、臭いも軽減します。

  • 厚労省承認「ボトックスビスタ」

    厚労省承認「ボトックスビスタ」

    当院では米国アラガン社の「ボトックスビスタ(BOTOX VISTA)」を使用しています。ボトックスビスタは唯一国内で製造販売承認を取得しており、世界80ヵ国以上で承認されているボツリヌス菌製剤で、効果と安全性が高く評価されています。日本国内でも2009年に厚生労働省から認可を受け、高い信頼がある製剤です。

施術詳細

施術時間
施術部位によって異なりますが、5〜10分程度です。
痛み
注射針の刺入時にチクッとした軽い痛みがあります。(クーリング有り)
シャワー
当日から可能
メイク・洗顔
当日から可能
術後の通院
注入日より約2週間後
ダウンタイム
まれに針刺入部に内出血を生じることがあります。
リスク・副作用
  • 注射針の針入跡の赤みが数日間残ります。
  • まれに、内出血班が生じることがあり、吸収されるまで1~2週間を要します。
  • 効果が十分でない場合、約2週間後に追加注入して調整する場合があります。(しわ治療の場合は、治療費は不要)

料金表

ボトックスビスタ

額・眉間・目尻 1ヶ所 44,000円
2ヶ所 11,000円引き
3ヶ所以上 22,000円引き
鼻根・バニー・あご・口角・ガミー 1ヶ所 33,000円
2ヶ所 11,000円引き
3ヶ所以上 22,000円引き
エラ 88,000円
両腋・手のひら(腋は症状により保険適応) 88,000円

※施術後2週間以内はリタッチ無料

※継続割引はありません

よくある質問

ボトックス注射とヒアルロン酸注入には違いがありますか?

はい。ボトックスは筋肉に作用することで「表情筋によってできるしわ」に効果があるのに対し、ヒアルロン酸は皮膚の内側から肌を持ち上げることで無表情でも現れる「たるみによるしわ(くぼみ)」に効果的です。それぞれ症状と原因の違いによって適した治療も異なります。

ボトックス注射後に気をつけることはありますか?

施術当日の飲酒、激しい運動は避けてください。また、注射部位のマッサージは効果が軽減してしまうため、1週間は控えてください。

頻回な治療で、効果が出なくなることはありますか?

非常にまれに、ボツリヌストキシンに対する「抗体」(中和剤のような働きをする)が体内で作られるようになり、効果が出なくなることがあると言われています。この場合は治療効果が得られないため、治療の継続はお勧めしません。

ボトックス注射を受けられない場合はありますか?

以下の場合は施術をお断りする場合があります。詳しくはお問い合わせください。

  • 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性のある方
  • 内出血が起こりやすい薬を飲んでいる方
  • 全身性の神経・筋肉疾患がある方
  • 過去にボツリヌストキシン注入でアレルギー反応が出たことがある方
  • ボツリヌストキシンと相互作用のある薬を使用中の方
  • その他全身状態が良好ではない場合