アルファ・りょうま・りんたろうのお散歩日記

獣医への手紙

前略

りんたが亡くなって今日で一か月経ちますが、無念さは晴れません、むしろ益々大きくなるばかりです。

一日で稀な診断をつけていただいたことには感謝しています。

上げた骨は小さく白く、いつか増殖を起こしたかも知れませんが、今の辛さを乗り越えれば、なんとか生きていけるのではないかと思えるほど綺麗でした。

もうお気付きだと思いますが、高齢者、小児への○○座薬の投与は、余程の慎重さを要します。血圧低下、ショックの危険性は添付文書にさえ記載してあり、時々経験する事実でもあります。

私は小児にはアニリン系を使用していますが、りんのように症状が強い場合、○○座薬も使用せざるを得ないこともあるでしょう。
しかし、その場合は細心の観察が必要だったのではないでしょうか?

入院初日も二日目も食べることも飲むことも出来ず、皮下点滴を受けたと聞きました、それでも循環血漿量は低下していたでしょう、そんな所へその日二回目の座薬投与でした。

投与後の観察をもう少ししていれば、風呂からあがったら呼吸が止まっていた・・・そんな電話をしないで済んだのではないでしょうか?

アルファりょうまの診療を通して、信頼してお任せした先生が
この時どうして、どうして・・・・と悔しくて悔しくてなりません。

動物と生きることは、全て飼い主の自己責任の上だと思っています。
言葉を荒げればりんが帰って来る訳でもありません。

ですから、自分を責めるしかありませんが、明るく元気で、誰からも可愛がられたりん、いよいよこれから楽しい生活を伴に始めようと意気揚々だったりんが、命に代えて教えてくれた事を先生は感じとって頂きましたか?

これからの診療に活かせていただけますか?

そして、私とりんと家族の悔しさを共有して頂けますか?

心の区切りにどうしても必要なもののひとつとして、お伝えしたかったことです。
ご理解して頂ければと思います。   草々