わき治療

わき治療

わき

皮膚には「アポクリン腺」と「エックリン腺」という2種類の汗腺が存在しており、わきのお悩みはこれらの汗腺から分泌される汗が原因で引き起こされます。

わき汗(多汗症)は、わき汗が多量に出ることで日常生活に支障が出てしまう状態のことで、エックリン腺から分泌される汗が原因で起こります。一方、腋臭症(ワキガ)は、わきから特異な強いニオイが発生している状態のことで、アポクリン腺から分泌された汗と皮膚の常在菌によって起こります。

どちらも汗腺が影響しますが、わき汗(多汗症)と腋臭症は別の疾患ですので、治療法も異なります。

お悩みに合わせた治療法

  • わき汗(多汗症) わき汗(多汗症)

    汗の分泌を抑える治療が主となります。症状によって保険適応になる場合もあります。

    • ボトックス注射

      わきに注射をするだけで、切らずに発汗を抑えることができます。個人差はありますが、効果は6ヶ月ほど持続します。

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    • 外用剤

      わきに塗ることで発汗を抑制する外用剤を使用した治療です。市販の制汗剤よりも効果が高く長く持続します。保険適応の場合に処方します。

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  • 腋臭症 腋臭症

    基本的にニオイの原因を根本から解消できる手術による治療を行います。汗をかいたときのみ気になる場合はボトックス注射を行います。

    • 手術(剪除法)

      ワキガの原因を根本から取り除く治療効果の最も高い手術です。効果は半永久的に持続し、術後の傷跡もほとんど目立ちません。

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    • ボトックス注射

      腋に注射をするだけで、切らずに発汗を抑えることができ、臭いの発生も抑えられます。個人差はありますが、効果は6ヶ月ほど持続します。

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わき治療一覧

わき汗(多汗症)治療

わき汗は、蒸発する時に体から気化熱を奪い体温を下げるという重要な役割がありますが、症状の程度にもよりますが、少し動くだけで汗が滴るほど多量に出て衣服を濡らしてしまったり、寒暖に関わらず緊張したときに汗が吹き出してきてしまうと、日常生活に支障が出てしまいます。そのような場合、治療によって改善できますので、迷わず受診してください。

多汗症には、症状の原因が見当たらない「原発性多汗症」と、他に何らかの病気や薬の内服によって引き起こされる「続発性多汗症」があります。続発性多汗症の場合は多汗症治療を始める前に、原因となる病気の特定や治療を優先します。原発性多汗症の場合はボトックス注射や、症状によっては外用薬を使用した治療を行います。

治療方法

  • ボトックス注射
    ボトックス注射

    ボトックス注射は、表情しわの改善や予防などに多く用いられる治療法ですが、汗を出す交感神経にも作用するためわき汗(多汗症)の改善に期待ができます。わきの皮下(毛の生える箇所)に10~15ヶ所注射します。

    ボトックスとは「A型ボツリヌストキシン毒素」を指し、この毒素が汗を分泌するエックリン汗腺に対する「汗を出しなさい」という神経の伝達が伝わらないようにブロックし、分泌される汗の量を減らします。効果は個人差がありますが、6ヶ月ほど持続します。治療時期などを考慮された上で治療に臨まれることをお勧めします。

    施術詳細
    施術時間
    約10分
    痛み
    注射の痛み
    術後の症状
    1週間程度違和感、腫れ、内出血等有
    シャワー
    当日より可能
    リスク・副作用
    注射針の針入跡の赤みが数日間残ります。 まれに、内出血班が生じることがあり、吸収されるまで1〜2週間を要します。
    料金
    ボトックス注射
    (症状により保険適応)
    88,000円

    ※症状によって保険適応

    よくある質問
    ボトックス注射の効果はすぐにあらわれますか?

    効果の感じ方には個人差がありますが、一般的に治療後2〜3日後に効果が現れてきます。2週間後を目安に最大限の効果に達します。

    ボトックス注射の効果を持続させたい場合どうしたらよいですか?

    4〜6ヶ月に1回施術を受けるのがおすすめです。繰り返し施術を受けることで、元に戻りにくくなり効果も持続します。

  • 外用剤
    外用剤

    わきに塗ることで発汗を抑制する外用剤を使用した治療です。

    エックリン汗腺に対して発汗シグナル伝達をブロックする効果により発汗を抑制します。

    診察の上、症状等を鑑みて適応が判断された場合は、保険診療と処方が可能です。

    外用剤詳細
    使用方法
    1日1回適量を両わきへ塗布
    リスク・副作用
    皮膚炎、紅斑、そう痒感、湿疹、刺激感
    使用できない方
    元々緑内障や前立腺肥大がある方、塗布部位に創傷や湿疹、皮膚炎等ある方、12歳未満の方
    料金
    外用剤 保険適応
    よくある質問
    妊娠中や授乳中でも使用できますか?

    妊娠中に使用する危険性よりも治療を優先したほうが良いと判断された場合にのみ処方いたします。授乳中も同様です。

腋臭症治療

腋から発せられる特有のニオイは「腋臭症(ワキガ)」と言われ、日本人ではおよそ10人に1人の割合で発症すると言われています。他人が気づいてしまうほどの強いニオイから、自分だけしか気づかない程度のものまであります。高確率で遺伝するといわれており、生まれつきの体質によるものが大きいです。

この強いニオイはアポクリン汗腺から分泌された汗や老廃物、皮脂などが皮膚上に存在する細菌によって分解されることで発生します。腋臭症治療では、手術によってこのアポクリン汗腺を除去することで臭いの発生を改善します。

また、ニオイの中でも、腋臭症の独特なニオイではなく、汗をかいたときに発生する汗臭さのようなニオイである場合はボトックス注射によって治療します。

治療方法

  • 手術(剪除法)
    手術(剪除法)

    剪除法は、皮弁法とも呼ばれ、わきをしわに沿って5cm程度切って皮膚の裏側にあるワキガの原因「アポクリン汗腺」を切除する手術です。客観的に手術で改善する程度の強いにおいが確認された場合に行います。(保険適応)

    剪除法では、アポクリン汗腺を目視で確認しながら除去しますが、100%臭いが消失するわけではなく70%程度が目標です。また、思春期前に手術を行うと再発する可能性があるため、臭いの程度と手術時期を十分に検討する必要があります。

    術後は5~7日間圧迫のために腋に丸めたガーゼを挟んでいただき、1週間程で抜糸をします。術後の跡もほとんど目立ちません。

    手術詳細
    手術時間
    片わき:45分
    痛み
    麻酔注射の痛み、術後3~7日程痛み有
    術後の症状
    1週間程度わきの絶対安静、痛み、腫れ、内出血等有
    シャワー
    翌日より可能
    リスク・副作用
    まれに血腫形成(血が溜まる事)感染症を生じることがあります。また、それにより皮膚が壊死し、目立つ傷跡となることがあります。
    料金
    手術(剪除法) 保険適応
    よくある質問
    他院で手術を受けたのですが、ニオイが残っています。再手術は可能ですか?

    可能である場合があります。まずは診察で状態を確認させて頂いた上判断いたします。

    剪除法を受けるとわきの毛は無くなりますか?

    アポクリン汗腺とわきの毛の毛根は近い層にあるため、アポクリン汗腺を処理する際に毛根も取り除かれます。毛の生える範囲によっては残ることがあります。

    剪除法は何歳から受けられますか?

    アポクリン汗腺は成長とともに発達し高校生以降で成熟します。中学生くらいの方でも手術することは可能ですが、術後にアポクリン汗腺が増加して臭いが再発する可能性があります。このため、高校生以上の年齢での手術が望ましいといえます。ですが、まずは一度ご相談ください。